凍結保存は、遠沈管の本来の用途とは異なるので、保証項目とはなっていませんが、遠沈管をサンプルの冷凍保管に使用されるお客様が多いため、弊社では-80℃冷凍保存試験も行ってみました。弊社での試験では、純水を口元付近まで入れた状態で凍結させても、破損することはありませんでしたが、下記の使用方法をお奨めいたします。

遠沈管に液体を入れ冷凍する場合、内容物の膨張が原因で破損することがあるので、液体の容量は、少なめに（半分程度）される事をお奨めします。また凍結する際、液体上面が斜めになるよう遠沈管を傾けて凍らせると、膨張による破損被害が抑えられます。

＜凍結保存試験＞
15mL遠沈管に純水15mLを入れ、垂直に立てた状態で、-80℃冷凍庫に保管。一晩保管後、冷凍庫より遠沈管を取り出し、室温にて融解。完全に融解した後に、破損状況を確認。